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執念2 [不動明王とルーツ探索と家宝]

 世間は十日恵比寿だと言うのに執念の探索だ。
 
午前中から見当つけて調べてあった寺に出かけた。
その寺はなかった???
Yahooの地図は間違いが多い。表記のズレが多々ある。
 
 
別のGoogleの地図表記では間違いなかった。
寺が密集している辺りで、探すのも大変。
ようやく見つけたが、表札も寺の名前を表すものは見当たらず、付近で聞き合わせる。
偶々連絡をしてくださる方と出会えて、詳細が判る。
 
すでに3年前に僧侶が無くなり廃寺になってる状態だった。
寺の風体はあるが既に崩れ落ちそうなたたずまい、施錠されていて無人である事は明白です。
ご子息は僧侶は継がず消え去る運命らしく、話を聞くすべはなくなっていた。
どうやらこの寺は浄土宗で総本山は知恩院なので、そちらで調べる事にした。
 
 
 
広い境内に立派な浄土宗執務と言う建物があり、其処に飛び込みでノコノコと出かけた。
 
事情を話すと、京都教務局が傍にあって、そちらから判る方がお見えになってお話出来た。
話によると僧侶になり手が少なく、私よりも高齢の僧侶が掛け持ちで3ヶ寺ほどを守りされてるそうであった。
檀家が有る間は、法事などを担当されてるようで、この世界も複雑の様相です。

話で近々に法事を行う予定が有るので、その折に寺の過去帳などの存在どうなってるかを確認して貰える事になった。
それ以上は判らなかった。
先にも書いたけれど、大正時代の京都市立病院は避病院だったかも知れないのでさらに調べてみることにする。
 
 
 
 
夕方、檀家寺に行って経過報告と先日より調査してもらってる結果を聞きに出かけたが、やはり其処にも、そこだけ探すものは無かった。
 
今日夜、 「避病院」 と言うのを調べていたら、非常に悲しい運命の命などを感じた。
法定伝染病の姥捨て山って感じで、病になったら死を待つのみの施設で治療などなく、
火葬場は併設されてる形態の病院だ。
 
調べてる仏さんも、この病院の住所で死亡と戸籍に書かれてる事から何らかのそれらの病だったのだと考えるととても無念だ。
警察に監視されてる病院、法定伝染病がまん延防止する為には仕方がなかったのだと思うが、無念の極みだったと思う。
 
探ってる内に、この手の話はあまり世間に知られたくなくて内輪に済ませたらしい。
「ばい菌の固まり」のように言われ遺体を連れて帰る事も許されず、まともな葬儀もしてもらえず、ほんま無念だったろうと・・・・・
 
話に聞いたのでは戦後でも、患者が出るとそれこそ家中、消毒隊が来て真っ白に消毒をしていったらしく、近所に肩身の狭い思いをさせられたような時代だったようだ。
 
当の仏さんが、どんな病だったのか今では知る由も無いけれど、私がこの仏を供養する事をきっと待っていたに違いないと考えるのだ。
 
病院で一応形だけの葬儀らしき物も行われたような簡単な山帳記述から推測出来るが、どんな事情が有るにせよ100年以上も戒名も無く供養を待っておられたと思うと、このまま放置する事は出来ない。
おそらく遺族全てが本人確認も出来ないような隔離状態で看取った人も無く、荼毘に付したと思う。
 
 
 
 
私の手術が終わったら、この寂しい仏さんを、ちゃんと供養しようと思う。
そして墓にも形だけでも納骨しようと思う。
きっと喜んで成仏してもらえると思うよ!
 
これにて私の知らない我が家の戦前戦中の、謎多い歴史が明らかになるのでは。
 
ほんま遣り残しの仕事が色々とあるよなぁ~~
 

資料による
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京都市立病院の沿革は、明治15年に設置された上京公立避病院であり、130年の
歴史があります。大正時代には東洋一の伝染病院といわれ、隆盛を極めました。
その後、京都市立中央市民病院と京都市立京都病院が統合し、昭和40年に現在の姿に
なりました。
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コメント 2

a87427

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こんにちは
日夜の御探索ご苦労様です。ご先祖もこれで成仏されると思います。
私は先祖信仰が生活の基本と思っています。
by a87427 (2014-01-11 09:51) 

ボロ爺

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a87427 さん、おはようさんです。
やっぱ少々眠いですが、何かすっきりして気分は爽快です。
安心してオペも受け、リハビリに励めますよね<img src="https://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s86.gif">

今年の計画もこれで決まりのようです。
by ボロ爺 (2014-01-11 11:13) 

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